リウマチ
関節リウマチ(rheumatoid arthritis: RA)とは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。
主な症状は、手足の指・手首・肘・膝・足首などの関節の痛み、腫れ、朝起床時の体のこわばりです。また、全身倦怠感や微熱、食欲低下などの全身症状や、皮膚(皮下結節など)、眼、肺など、関節以外の症状が出ることもあります。進行すると関節の変形をきたし、日常生活の動作に支障を来すこともあります。
関節リウマチの治療で一番大事なことは、早期に診断を受け、早期に適切な治療を開始することです。関節リウマチは血液検査・画像検査をもとに、痛みや腫れのある関節の数と部位、RFや抗CCP抗体の有無、炎症反応の有無、症状持続期間をスコア化して総合的に判断します。
当院では、偶数月1回火曜日の午後に高木理彰医師(リウマチ指導医・専門医)が診療を行っています。
関節リウマチの診断がついたら早期に、薬の治療を開始します。免疫異常を改善する「抗リウマチ薬」、炎症や痛みを軽減する「ステロイド」や「痛み止め(非ステロイド系抗炎症薬)」等を使用します。内科の医師とも連携し、症状に応じて最新の生物学的製剤の導入も行っています。また、症状に合わせて関節のリハビリテーション、患者様ひとりひとりに合わせて作成する装具療法も行います。これらの治療を行っても症状が残り、日常生活が障害される場合には、手術治療行う場合もあります。
初めて受診を希望される方は、お電話にてご予約ください。別の医療機関で治療中の方で、当院での治療を希望される場合は、主治医とご相談の上、当院受診する際は紹介状をご持参ください。
2023.04.14:[外来のご案内 | リウマチ]